当院の特徴
沿革
「講道館ビルクリニック」は、2001年に全日本柔道連盟 医科学委員会に所属する医師が中心に開かれたクリニックです。当初より、内科・整形外科の一般診療と外来透析を行い、地域の皆様に医療を提供して参りました。クリニックで診療をしていた医師の多くは、学生時代に柔道を経験し、柔道修行で身につけた気力・体力を活用し、その医療技術や知識を柔道界に還元することを一つの目的としておりました。国際大会へのチームドクター派遣や医薬品の確保、国内大会の救護スタッフ派遣、選手・スタッフ・役員の健診まで幅広い活動を行っていました。多くの医師が携わることで各々の専門性が高い診療を提供できていた反面、一貫した診療が出来ていなかった弱点がありました。
リニューアルの経緯
2020年4月、「講道館ビルクリニック」も新型コロナウイルス感染症の影響を強く受け、外来診療が出来ず、透析診療の継続が不可能となりました。そのため、長年通っていただいた患者さんにも通院先を変更して頂くような、多大なご迷惑をおかけしました。「講道館の中にあるクリニックをなくしてはいけない!」という現院長の勝手な思いのもと、同年7月より時間を短縮して整形外科の外来診療を再開しました。細々とした診療を続けながら、院内の解体、改装工事を行わせていただきました。多くの制約がある大変難しい工程を取り仕切ってくれた建築士の和久田先生、澤工務店の皆様には大変お世話になりました。また、工期が長くなってしまい、講道館にお勤めの皆様には騒音でご迷惑をおかけしました。当初はコロナ融資を目当てに工事を進めていましたが、旧法人での融資はどこも取り扱ってくれませんでした。融資が決まらないまま進む工事に眠れない夜を過ごしたこともあります。そんな中でも、今までお世話になった方々を通じ、多くの素晴らしい出会いに恵まれました。設計、設備などの搬出・処分、解体、内装工事、資金調達、各種届出等、多くの仲間に助けて頂きました。リニューアル事業を通じて知り合った人の中にも柔道を経験した方が多くいらっしゃり、すぐに意気投合することができ、改めて柔道のすばらしさを実感しました。多くの縁があり、2021年4月1日、整形外科と運動器リハビリテーションの新しいクリニックとしてスタートさせて頂きました。
当院の特徴
・当院の特徴として最も大切なことはスタッフ皆が明るく、優しく、優秀な人材であることです。初めていらっしゃった患者様には「柔道の場所なので緊張してましたが、受付や皆さんが優しくて安心しました。」などとお声をかけていただくことが多く、当院の誇らしい一面であります。当スタッフは各々が専門性の高い資格を持って活躍しておりますが、クリニックはスタッフの人数も限られており、欠員が出たときや繁忙時などに、お互いの仕事を手助けができ、代わりに行い、補完できるように他部署の仕事を研修し理解しあえるように努めております。
そのおかげで、院長も診療後の「会計」をすることがあります、患者さんには「先生って会計までできるんですか!?」と驚かれたこともあります(笑)
3年半のクリニックでの診療で感じたうれしい点は、「一度いらした患者さん」や「スタッフの以前の同僚」がそのご家族や友人に当院をおすすめしてくれることです。近年は簡単に第三者の口コミを見ることができるようになっておりますが、一度受診された方が「その人の大事な人」を連れてきてくれることは当院の診療と雰囲気を信頼してくれたのだと強く実感しております。今後も「講道館に来てよかった」、「また何かあったらここに来よう」と思っていただけるようなクリニックであり続けられるように努めます。
・院長も学生時代は柔道部に所属し、全日本柔道のチームドクターとして数多くの国際大会に帯同し、アスリートの健康管理・治療・リハビリに携わって参りました。その経験をもとに、当院では特に、スポーツ外傷・障害の診断、治療からその後のリハビリテーションまで力を入れております。
一口にスポーツと言ってもオリンピックやプロ選手と言った競技レベル、部活動、趣味やレクリエーション、疾病予防や運動療法としてのものまで、スポーツはとても多くの役割を担っています。どんなに慣れ親しんだ競技でもケガや障害はつきものです。どんなレベルの方がケガや障害にあったとしても、当院ではなるべく画一的な診療ではなく、患者さん一人一人の背景を考慮し、一緒に治療方針を見つけていきたいと考えてます。ケガの状況によっては練習の中断や手術療法をお勧めすることもあります。院長自身も肩の関節鏡手術を主とした手術療法を河北総合病院で行っておりますが、各症状に応じて適切な医療機関をご紹介させていただきます。手術後のスポーツ復帰までのリハビリも当院で行えますので是非ご相談ください。もちろんスポーツをされていない患者さんも多く受診されておりますので、お気軽にご利用ください。
当院の特徴として、骨粗鬆症の治療、転倒による骨折予防にも力を入れています。副院長は難関の「骨粗鬆症マネージャー」資格を取得しております。腰と股関節の骨密度を同時に測定できる全身型のDEXA機器を導入しており、数分横になっているだけで精密な骨密度計測が可能です。患者さん個々に治療スケジュール用紙を作成し、検査、副作用チェック、注射のタイミングなどアナウンスし、骨折予防に努めております。
御礼
2024年4月1日に3周年という節目を迎えることが出来ました。私自身、初めてのクリニック運営ということもあり、当初から想像もしていなかった様々な困難に見舞われました。困難に直面するたびに的確なアドバイスや温かい言葉をかけて頂いた諸先生方には何度も心を救われました。院長が以前診察させて頂いた患者さんやそのご家族、ご友人、柔道関係の皆さんのおかげで当院も広く皆様に認知して頂きました。3周年パーティーも仲間たちと行うことができ、さらに邁進しております!
2024年7月に院長はパリオリンピックに日本代表チームドクターとして帯同させていただきました。柔道をはじめてから漠然とした憧れのオリンピックにドクターとして参加したいという、目標と夢をかなえることができ大変うれしく思います。院長が不在の時には、代診の先生がたが駆けつけてくれました。不在中にも関わらず、多くの患者さんを診療し、留守を守ってくれるスタッフに感謝しかありません。また、この実績が今後のさらなる発展を感じざるを得ません。帰国後の診療では多くの患者様に「オリンピック見ました!」「オリンピックお疲れさまでした」「鼻血止めてましたね!」などねぎらいの言葉を頂き、改めてオリンピックの影響力を感じました。チームドクターになりたい、スポーツドクターになりたい、柔道に貢献したいという後輩や仲間たちが続々と出てきてくれており、このクリニックを決してなくしてはいけない、次の世代に引き継げる体制を作らなければならないと覚悟を決めた所存であります。
経営理念
- 柔道を通じて得た人力、体力、技能、知識、態度を用いて地域社会に貢献する。
- 患者様もスタッフも笑顔になり、「ここに来て良かった」と思えるクリニックを目指す。
- 柔道を愛好する仲間が交流・活躍できる場所の提供。
- 医科学的立場から、柔道選手および役員等をサポートする。
- 多職種のスタッフがお互いの立場を尊重し助け合い、患者様を支える。
- クリニックをスタッフが自身の技能、資格を十分に発揮し活躍できる場とする。
クリニック概要
名称
講道館ビルクリニック
診療科目
整形外科・リハビリテーション科
院長
木田 将量 (きだ まさかず)
住所
〒112-0003
東京都文京区春日1-16-30 講道館本館6階
- 春日駅 A1出口すぐ
- 後楽園駅 6出口徒歩2分
- 水道橋駅 A5出口徒歩5分
電話・FAX
電話:03-5842-6311
FAX:03-5842-6312
診療時間
時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
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午前 |
9:00~13:00 |
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〇 |
休 |
〇 |
休 |
午後 |
15:00~19:00 |
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〇 |
〇 |
休 |
休 |
当院の施設基準
・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
・小児運動器疾患指導管理料
職員の資格
- 医師
- 看護師・保健師
- 理学療法士
- 鍼灸師
- 医療事務
- 骨粗鬆症マネージャー
- 臨床放射線技師
検査機器
- 超音波診断装置 :SNiBLE yb (KONICA MINOLTA)、Venue Fit(GE)
- X線検査装置
- 骨密度検査機器(DEXA法)PRODIGY Fuga-C(GE)
- 心電計
- 迅速血液検査機器(CRP、HbA1c)
- 動作分析機(AYUMI EYE)
治療機器
- 電気治療機器 ES-5000 (伊藤超短波)
- 電気治療機器 ES-8000 (伊藤超短波)
- 超音波治療機器 PHYSIO SONO (SAKAI med)
- 電気治療機器 PHYSIO ACTIVE (SAKAI med)
- 拡散型体外衝撃波治療機器 BTL-6000 トップライン(BTL)
連携医療機関
- JCHO東京新宿メディカルセンター
- 河北総合病院
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院
- 日本大学病院
- 近隣の大学病院 など
沿革
2001年
全日本柔道連盟医科学委員の医師たちが中心となり創業。
当初は、現役の柔道選手や柔道を引退した選手の健康管理とケアを目的としていました。
2020年4月
コロナ禍のため外来診療中止
2020年6月
人工透析診療を終了
2020年11月
内装工事開始
2021年2月1日
プレオープン 運動器リハビリテーション施設Ⅲ
2021年4月1日
リニューアルし木田 将量が院長に就任。
診療科を整形外科、リハビリテーション科、泌尿器科へと拡充
2021年6月1日
・常勤理学療法士1名入職
・運動器リハビリテーション料(Ⅱ)施設へ施設基準変更
2021年6月25日
・自動精算機を導入
2021年12月
・非常勤理学療法士1名入職
2022年1月1日
・常勤看護師1名入職
・クレジットカード利用端末設置
2022年4月1日
・常勤看護師1名入職
・非常勤理学療法士1名入職
・オンライン資格確認開始
・体外衝撃波治療開始
2023年4月1日
・常勤理学療法士2名入職 → 計3名体制へ充実
・鍼灸師1名入職
2023年5月
・院長:2023年ドーハ世界選手権 柔道日本代表チームドクターとして帯同
2024年1月
・PRP(ACP)治療開始
2024年6月
・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)施設へ施設基準変更
・泌尿器科診療を終了
2024年7月
・水曜午後に石塚裕平先生が参加 2診体制に充実
・院長:パリオリンピック 柔道日本代表チームドクターとして帯同