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痛風の治療

血液中の尿酸が多くなると結晶化して関節に沈着してしまいます。

痛風とは沈着した尿酸結晶が急激に炎症を起こし、関節に激しい痛みを引き起こす疾患です。

発作の大小はありますが、激痛で発症することが多く、「風が当たっただけでも痛い」というところから、「痛風」と命名されたと言われています。

尿酸の結晶は比重が高く、重力によって足部に沈着しやすいため、・かかと等に出現すること多くありますが、どこの関節でも起こる可能性はあります。

原因

アルコールは肝臓で尿酸がつくられるのを促進し、尿酸の濃度を上げてしまうため痛風の原因となっていると言われています。

そのほか、腎臓機能の低下、暴飲・暴食、肥満、激しい運動、脱水などが原因になると考えられています。

治療

痛風発作時は患部の安静、冷却をしましょう。薬物療法では消炎鎮痛薬(NSAIDなど)内服を行います。

痛みが強く、注射に抵抗がない方はステロイド製剤を関節内に投与することも可能です。

発作を繰り返している方は、痛みが出そうなときに「コルヒチン」という薬を内服すると発作の鎮静化をはかることができます。

痛風は関節の痛みだけが問題でなく、その先に「メタボリックシンドローム」が隠れています。心筋梗塞などのリスクが高くなります。

発作の予防と将来のために発作が沈静してから尿酸を下げるお薬を内服します。

予防

尿酸は身体で生成され、腎臓で排出されます。標準体重より重い方は減量が有効です。

尿酸の成分となるプリン体を多く含む食品を控え、野菜を多くとるようにすることが重要です。

発作を起こした方は内服治療の適応になります。血中尿酸値を内服薬でコントロールし、定期的な血液検査をお勧めします。

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